残薬バッグとは、1990年代にアメリカで、薬局薬剤師が中心となって、患者が日常服用している処方薬、OTC薬、サプリメントなどの副作用や相互作用などの問題をチェックするために、茶色の紙袋に薬をいれて薬局に持ってくるように働きかけたことから「ブラウンバッグ運動」と名付けられました。
日本では、これを残薬バッグ(節約バッグ)運動として、副作用や相互作用のチェックのほかに、処方薬の飲み忘れや飲み残しもチェックして、処方される薬の量を適正化する運動として実施しています。
日本薬剤師会によると、在宅の75歳以上の高齢者だけでも残薬は年間約475億円と推計されています。
伊勢原市薬剤師会においても、市民の皆様に安心安全な薬を服用していただくとともに、限られた財源の中で、薬を無駄なく有効に使っていただくために、この運動を実施しています。
もし、ご家庭で飲み残し等で薬が余っていたり、OTCやサプリメントの副作用や相互作用が気になる方は、薬局から「残薬バッグ」を借りて薬局に相談してみてください。
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